お一人散歩。

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仕事から解放されて食べた、海辺食堂のフライ定食が美味しかった話

海辺食堂のフライ定食
悩みを忘れさせる美味しさでした。

 海辺食堂(海辺にある食堂)で食堂で食べるフライ定食が美味しいのです。

 海の近くは新鮮なお魚が食べられます。これまでは必ず海鮮丼やお寿司を食べていました。そんな私が、海辺食堂のフライ定食の美味しさに目覚めました。日常から離れて食べたフライ定食について書いたお話です。

 

 先日、上司とのトラブルでストレスを抱えまして・・。雇われの身ですから、当然我慢を選択。おもしろくない感情を同僚に聞いてもらい、少し楽になり。「時間が経てば、お互い少しは忘れるさ。」なんて思いながらも、頭の片隅に不快感を残しながら日々の生活を続けるのでした。ただ、天気の良い休日をどう過ごすかは私次第。職場にコントロールされない時間を満喫し、気分転換すべく海へと向かったのです。

 内陸部で生活する私にとって海辺で食べる海鮮丼やお寿司は、憧れの存在。新鮮なので角が立っており、美味しいから。

 また、魚に慣れ親しんでいる人達が日頃から食べているので、適した調理がされているのかなと。白身系の寝かせ方や、その昆布締め等調理方法は、北海道を繋ぐ北廻り船と関わりのある北陸・新潟県の宝だと思っています。おひとり中年が暮らす内陸部では、ほとんどお目にかかれない調理方法です。

 

 海で旅行者的な立場な私は、度々、海辺食堂に行くことがあります。海に近い食堂で、新鮮な魚を食べたいから。

 

 ところが、時々疑問に思うことがあります。

 

 それは、ほかのお客様の注文を聞いて「なぜ、ラーメンを頼むのだろう?」、「なぜ、カレーを頼むのだろう?」かと。新鮮な魚を食べられる海辺食堂では、海鮮系一択ではないかと思うわけです。

 ずっと、そんな疑問を思っていた私ですが、ある日、友人から「アジフライが美味しいお店がある。」と誘いを受けまして新潟県上越市にある海辺食堂へ行ってきました。

 

 日本海に沿って走る国道8号線。その傍らに、海辺食堂がありました。

 徳市食堂。外観写真は載せませんが、昔からの食堂的な雰囲気が漂います。国道を行きかう運転手さんや営業マンの胃袋を満たしてきたのかなと。

 

 メニューに刺身定食や、イカ刺し定食を見つけて迷います。それでも、「また、来た時に飛べよう。」と思いミックスフライ定食を注文しました。店内には『タラ汁』・『カニ汁』等のご当地汁物から『ラーメン』・『カレー』等々、幅広い美味しそうな食事メニューが掲げられています。

 

 周囲のお客さんの頼むメニューは何かと、気になるわけで。初めて入る食堂は、常連さんらしき人達が頼むメニューに聞き耳を立ててしまいます。何が美味しいのだろうかと。

 常連さんらしき人達は、ラーメンを頼む割合が多いような。きっと、何度も通われておられるのでしょう。いつか頼んでみたいな、なんて思いながらミックスフライ定食の到着を待ちます。

食堂近くから眺めた海
仕事を忘れてます。

 程なくして届いたミックスフライ定食。これが、私の心をがっちりと掴んだのでした。エビフライ、イカフライ、アジフライ。タルタルソースが嬉しい。

別日のアジフライ定食
うまいはず。

 小鉢も嬉しい、ミックスフライ定食。

 エビフライは歯ごたえがあります。むき身エビではなく生のエビを使った証。

 イカフライは、分厚く旨味満載。

 アジフライは、ジューシーほっくほく。

 

 新鮮な魚は、多くの水分を身に抱えているようです。なので、海辺食堂のフライは多くの水分が閉じ込められてジューシーほっくほくに仕上がるようです。納得。新鮮な生ものだからこそ、味わえる美味しさ。

 

 ミックスフライ定食は遊園地的な存在。一度、足を踏み入れるとカロリーだの脂だの関係なく楽しめる食べ物。食感や味のバラエティが楽しいです。ソースに支配される味ですが、味は確かに異なります。ソースをたっぷりかけて、ご飯とともに掻き込む楽しさ。「永遠に食べられる。」なんて思いながら。

 

 日常から離れた海の景色と、美味しい食事。少しですが仕事から離れた気分になりました。実際は、私だけが味わった一時の気分転換。翌日からは、「会社勤め」の現実と直面するのですが・・。それでも、貴重な休みを自分の力で楽しめたのかなと。

 

 中年になり思うのは、会社は生活費を稼ぎ、休日を満喫するためのもの。個人的に思うのは、釣り合いがとれないのなら、辞めればいいのかなと。ただ今の自分は辞めて生きていくスキルがないわけで。まだまだ、今の会社にしがみつくつもりです。

 私には、忍耐と休日の気分転換が必要。そんな当たり前の事を考えさせてくれた海辺食堂のフライ定食でした。

 

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