冬に入ると、雪に包まれる生活を送っています。出勤前後の雪かきは日常。これが、結構しんどいです。自宅で雪かきをした後は、職場で雪かき。大雪の年なんか、一日に何回やるのかと・・。中年の今は、運動の一環として取り組んでいますが・・。
本格的な冬入り前の休日。天気予報を確認したところ、冬入り最後の休日の模様。
そこで、軽い運動を兼ねて神社参拝に行ってきました。そこで見た、ネコが可愛かった話です。
訪れた先は、長野県飯山市。
山間にある小菅神社です。
集落に里宮、すこし山を登ると本殿があります。修験場だった歴史を持ち、今でも祭事には山伏の姿を見られます。
少し不便な場所にあるので、観光客はほとんどおらず。それでも、集落で暮らす人たちの生活に欠かせない場所であり、よく手入れされた神社でした。
私は、特段信仰心を持っていません。初詣に行ったり、観光地の神社仏閣を観光したり御神籤を引いたり。その程度。
今回のお参りも素直な観光と運動名目でした。
コロナ禍で一時期利用停止されていた手水場。
こちらは、ガラス細工が施され美しい。
日常にない景色に見惚れます。
鮮やかな苔や樹々に囲まれた参道を歩くだけでも癒される。
その中でも、お気に入りは本殿へと続く参道です。
山頂付近にある本殿へ行くには、1時間半ほど登らなければなりません。最初の30分は石段が整備されています。
見るからに、古い石段。重機もない時代に、これだけの参道を造るのに苦労しただろうなと。
それ以上に、清々しい景色に圧倒されます。
少し息があがりますが、下草は刈られ手入れが行き届いています。ですので、鬱蒼した雰囲気はなく、山が持つ野生動物の怖さは感じられません。
東屋で一服していると、小動物らしき鳴き声や枝が折れる音がします。目を凝らすと、リスが走り回っています。
石段を歩き終えると、本殿までは土の散策路が続きます。
道中には、謂れのある巨石を眺めたり、小川のせせらぎを聞きながら飽きずに登れます。トレッキングシューズがあればいいのですが、スニーカーでも大丈夫かと。
本殿付近からの眺めは、それほど良くはありません。
それでも、岩間から染み出る水に感動します。
本殿のある山は、ブナ林に包まれています。そこで蓄えられた水が湧き出しています。水源を目の当たりにする機会がなく、その音やキラキラ光る水に感動。空になったペットボトルに入れて帰りました。
帰宅後にコーヒー用に沸かして飲みました。
ところが、私は味音痴。それでも、思い入れのある水を使ったことで、なんとなく美味しく感じました。
味って、どんなシチュエーションで飲み食いしたかも大事な要素だと思います。
本殿参拝を終えて山を降りるとネコ。
おひとり様には目をくれず、走り去るネコ。
『ニャーン』と、ひと鳴き。
向かった先は、おばあちゃんでした。